私はこれまで本に100万円以上の投資をしており、一日一冊の読書を目標として心に残る名言や格言をノートに残していました。
そこで、本に書かれていた素晴らしい名言や格言をみなさんに紹介します。
GMOインターネットグループの熊谷正寿氏の書籍「一冊の手帳で夢は必ずかなう-なりたい自分になるシンプルな方法の名言」では、これまでメモを取りまくってきた著者の金言がたくさん紹介されています。
そんな、熊谷氏の「一冊の手帳で夢は必ずかなう-なりたい自分になるシンプルな方法の名言」で紹介されていた名言を私なりに解説します。
ビジネスは「義理」「人情」「思いやり」で成功する
ビジネスは「義理」「人情」「思いやり」で成功すると言えます。
決してきれいごとを言っているわけではありません。
これは、対人関係を築き相手との信頼を深めるためにもっとも重要なことだと言えます。
私たちが日々の仕事で直面する様々な課題や競争の中でも、
- 義理を重んじる心
- 人情に厚く接する姿勢
- 思いやりの精神
は最も強力な武器となります。
30代から60代のビジネスパーソン、起業家にとってこれらは若さや勢いだけでは乗り越えられない人間としての大切な土台です。
何よりも義理を尽くすことは信頼関係を築き長期的な人間関係を維持する上で欠かせません。
一度の約束や義務を軽視することは、将来的に大きな損をすることにつながります。
義理深く人と接することで自分に対する信頼を厚くし、その信頼がビジネスの成功に直結します。
一方で、人情を大切にすることは相手の立場や思いを理解し共感する心を持つことです。
人情深く接するということは単に人に優しくするだけではなく、相手の心に響く誠実さを示すことを指します。
すると、自然と人々の心を動かすことになります。
みなさんの周りには多くの人があるまることでしょう。
その結果、協力や支援の輪が広がり困ったときには助け合える仲間が増えてくるのです。
さらに、思いやりの心は相手の気持ちを察し、自分よがりの行動を控えることにつながります。
忙しいビジネスシーンにおいても、相手を思いやることで良好な関係を築きやすくなります。
思いやりはお互いの信頼を深め、困難な局面でも協力し合える関係を築けるのです。
「義理」「人情」「思いやり」の名言を胸に刻み、義理深く、人情豊かに、そして思いやりをもって接することを忘れずに歩むことがビジネスでの成功につながります。
お互いを理解し尊重し合う心づかいこそが、どんな高い技術や戦略以上に価値があり長く繁栄するビジネスの基礎となるのです。
人間は書物を通じて人の一生を数時間で疑似体験できる
人間は書物を通じて人の一生を数時間で疑似体験できるという名言は単なる読者好きな人がおおげさに表現しているわけだはありません。
この言葉は実に深い意味を持っています。
私たちが日常生活を送りながら積み重ねる経験はみなさんの人生の中で貴重な宝物といえるでしょう。
しかし、限られた時間と場所、そして個々の経験や理解力により他人の人生を完全に理解することは難しはずです。
そうした問題を解決してくれるのが書物といえます。
本を読む時間が年々減少傾向にあることはみなさんもご存知でしょう。
しかし、書物は映画「バックトゥーザフィーチャー」のようにタイムマシンで過去の人々の思い、知恵、経験、感情を私たちに届けてくれます。
たとえば、古典文学や歴史書、専門書や物語、詩やエッセイを通じて私たちはその人物たちの一生や思考の軌跡を擬似的に追体験できるのです。
しかも、通常では体験できないことをたった数時間という短さで……
このような体験は、自分の実生活だけでは決して得られない貴重な体験です。
なぜなら、書物は作者の経験や知識を凝縮し、多くの時間と努力を経て読者に伝えられているものだからです。
たった数時間、もしくは数日間で何十年、あるいは何百年も生きてきた人々の価値観や思考、行動の結果、人生の喜びや悲しみ、苦難や成功を理解することができるのです。
これにより、私たちは他者の視点を知り、共感力や洞察力を養うことができます。
つまり、書物は多くの人生経験を私たちの中に取り込むことのできるスーパーツールといっても過言ではありません。
「人間は書物を通じて人の一生を数時間で疑似体験できる」という名言は、全世代の老若男女に向けて贈ることができる素晴らしい言葉といえます。
幼い頃から読書の習慣を身につけることは、将来豊かな人生を送るための大きな投資です。
学校教育や家庭の中で、子どもたちが様々な書物に触れることで、想像力や知識を豊かに育むことができます。
反対に大人が児童書を読んで学ぶこともできるのです。
児童文学には純粋な心や大人になってから忘れてしまいっている人に対する思いやりを学び直すことができます。
一方、社会人になった後も読書を続けることで、自分の世界を広げ仕事や人間関係のスキルを高めることができます。
読書は世代や立場を超えた最強の学習ツールで、一冊の本がもたらす新しい視点や発見は人生をより豊かにしてくれます。
この名言を読んだ人にぜひ伝えたいことは「読書を習慣化してほしい」ということです。
毎日少しずつでも良いでしょう。
今はスマホで電子書籍やオーディオブックで本を聴くこともできます。
通勤途中、休憩時間、寝る前の数ページでも構いません。
そうして蓄積される知識と経験は、自ずとあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
そして、読書から得た知識や気づきを、仕事や趣味、そして人間関係に積極的に活かしてほしいと感じます。
仕事では新しいアイデアや解決策、コミュニケーションのヒントとなる情報を得られるでしょう。
趣味においても深い理解や創造力の源泉となるはずです。
人間関係では相手の考えや感情に対する理解や共感を深め、より良好な人間関係を築く土台となります。
つまり、書物は私たちの人生のパートナーであるといえます。
今はAIに質問をすれば何でも質問の答えが返ってきます。
しかし、人間が経験してきた知恵や知識、どういった考えを持ちながら行動することが最適なのか?
そんな、答えはAIにはできないでしょう。
書物に綴られた1ページには私たちに必要な人生の縮図、そして成長の糧となるヒントがたくさん眠っています。
人生という長い旅路を歩む中で多くの経験を積むことも大切ですが、時には経験をしたことがない困難に出くわすこともあるでしょう。
そのような時にはぜひ書物を通じて他者の人生に触れて人生を豊かにする答えを見つけてみましょう。
「人間は書物を通じて人の一生を数時間で疑似体験できる」という名言を受け止め、今日から一冊の本と向き合い読者の伝えたいことを感じとってみてください。
そうすれば、あなたの人生はより深く意味のあるものになっていくはずです。
礼儀正しさに勝る攻撃力は無し
「礼儀正しさに勝る攻撃力は無し」という名言は、時代や世代をこえて多くの人々にとって大切な格言です。
現代社会では頭の回転の早さや、さらには卓越したコミュニケーション能力がさまざまな場面で重宝され、人々の魅力や価値を高める要素としてとらえられています。
確かに頭が良くて話が上手な人はその能力によって多くの人々を引きつけ、状況を有利に進めることができるでしょう。
しかし、これらの力がも最も大切なものでるとはいえません。
最も根源的で最強の武器は「礼儀正しさ」にあります。
この名言は、ただ形式的に礼儀正しく振る舞うということではありません。
むしろ、礼儀正しさこそ人間の本質に深く根ざした価値であり、他者への敬意や思いやりを持ち続けることの大切さを意味しています。
たとえ頭の回転が速く言葉巧みに相手を操ることができても、礼儀正しさを欠いていてはその真の意味での「強さ」にはなりません。
逆に、どんなに知性や言葉の巧みさを持ち合わせていたとしても、礼儀を忘れた人の言葉や行動はしばしば人々の信用や尊敬を失わせてしまいます。
この格言はどの世代にとっても大切な指針となるものです。
今も昔も人間関係の基本は「相手への敬意」にあります。
子供の頃に教えられる「挨拶」や「礼儀正しさ」は、その後の人生においても色あせることのない価値観として心に刻まれます。
特に、社会に出てからはどんなに能力が高くても、礼儀を欠く行動は人間関係を壊し信用を失う原因にもなります。
反対に礼儀を貫く人は失敗や逆境に遭遇してもその品格や誠実さにより、周囲からの信頼を維持することができるのです。
人生には浮き沈みや試練があり、さまざまな困難がつきものです。
- 金銭的な失敗
- 人間関係のトラブル
- 健康問題
どんなに苦しい状況でも、礼儀正しさを崩さずにいられる人は周囲からの理解や協力を得やすくなります。
なぜなら、人は本能的に誠実さと礼儀正しさにひかれ、相手に対して信頼を寄せるからです。
礼儀正しさは、その人の内面の品性を映し出す鏡ともいえます。
また、「礼儀正しさに勝る攻撃力は無し」という言葉は、対立や争いの中でも真価を発揮します。
争いの場面で礼儀を持った態度を崩さず、冷静に対処することはその場の空気を悪化させるのを防ぎます。
むしろ相手の心に深く訴えかけることができます。
無礼な言動や攻撃的な態度は一時的には相手を押しつぶすかもしれませんが、長い目で見れば相手の反発や敵意を生み出すだけです。
一方、礼儀正しい態度は相手の心を開き、理解や和解を促す最も強力な武器となるのです。
この格言は自己を律し、品格を保つという意味でもとても大切です。
人生の舞台では、誰もが失敗やミスを犯すものです。
そんなときこそ礼儀正しさを失わず、冷静に対処することで次のチャンスを掴むことがでいるのです。





