
お金は信用を数値化したもの
「お金は信用を数値化したもの」
この一言は、起業家や副業に取り組む人に深く響く名言ではないでしょう?
たくさん「お金を稼ぎたい」と思い単に欲望だけを抱えて努力しても、その願いは空回りしてしまいます。
もし本当にお金を手に入れたいのなら、お金そのものを追い求めてはいけないのです。
その代わりに追いかけるべきものは「他人からの信頼」です。
なぜお金は「信用の数値」なのか
取引には必ずリスクが伴います。
お客さんが商品やサービスに対価を支払う時は品質や納期、アフターケアへの不安を抱えています。
そこに介在するのが信用で、信頼できる相手には迷わずお金を支払い、不安な相手には一銭も出さないのが普通です。
さらに、過去に約束を守り課題を解決した実績は、そのまま“信用スコア”と蓄積されます。
みなさんの信用が高まりクライアントが「この人なら大丈夫」と判断したとき、あなたの口座に対価が振り込まれるのです。
そして口コミや紹介といったものは信頼の輪を広げる最も自然な方法で、身近な人の推薦が確実に広がることで見知らぬ人からもオファーが舞い込むようになるのです。
信用を得るための行動
起業家や副業に取り組む人が信用を数値化していくためには、
- 小さな約束も軽視しない
- 納期を守る
- 連絡のタイミングや報告のフォーマットまで細部にわたって徹底すること
以上がとても大切になります。
そして自分が何をしているのかを相手に明確に示すために、進捗状況や成果を定量的なデータやグラフを用いて可視化し透明性を高めることが大切です。
さらに、いきなり対価を求めず無料の資料配布やワークショップ・相談会などを通じて先に価値を提供するのです。
相手の信頼を高めることに集中していきましょう。
そのうえで、一度取引が終わったあとも定期的に連絡を取り合い、気づきや情報をシェアし続けることで関係を深めることができます。
最後にクライアントや仲間の成功を自分のことのように喜んでサポートし、その実績を積極的に発信することで自身の信用力をさらに相乗的に高めることができるのです。
お金を追わず、信用を積むマインドセット
「稼ぎの原動力は他者の笑顔」と心得ることです。
収益はあなたが生み出した価値に対する対価に過ぎず、お客さんの問題を解決したときの喜びがあなたの信用を高めます。
また、「失敗は信用貯金のタネ」と考え、失敗したときこそ誠意ある対応を心がけることが大切です。
言い訳よりも謝罪を優先する。
沈黙より報告といった姿勢を貫くことで、長期的に大きな信用を築くことができます。
つまり、「お金は結果、信用はプロセス」となるのです。
信用は簡単には築けませんが、毎日、誠実にコツコツと積み重ねることで最終的に大きな富をもたらしてくれるのです。
まとめ
お金は信用を数値化したものです。
お金が欲しいと直接追いかけても掴めないのが現実です。
起業家や副業に取り組むあなたが今日からやるべきことは、
- 商品やサービスの品質を高める
- 約束を守る
- 透明性を確保する
- 価値を先に提供する
- 継続的にコミュニケーションを行う
以上が大切になります。
これらの行動を通じてみなさんの信用が着実に増えたとき、初めて本物の「稼ぎ」が手に入るのです。
引用元:「バカは最強の法則」 堀江貴文





