「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA」という本で紹介されていた名言
著者である三木氏は孫正義氏の社長室長として、多くのむちゃぶりを克服しながら仕事をしてきたそうです。
孫正義氏に関しては様々な名言があります。
側近として活躍した三木雄信氏は孫社長が社員に求めていることを一言で表せば、「数字を語れない者はされ」だと述べています。
この言葉はとてもインパクトのある言葉ですが、ビジネスをする上で必ず覚えておかなければならないポイントでもあります。
それでは、「数字を語れない者はされ」を私なりに解説していきます。
「数字で語れない者はされ」という名言を私なりに解説
数字で仕事の内容を語れないとビジネスパーソンとしては失格の烙印を押されてしまいます。
まさに「数字は嘘をつかない」と言えます。
理想論はいくらでも語れますし、夢物語も同様。
ビジネスは利益を出すことが求められるし、事業規模が大きくなると失敗した時の損失も大きくなるので取り返しの使いないことになりかねません。
孫氏の言う「数字で語れない者はされ」とは厳しい言葉に聞こえますが、ビジネスパーソンにとってやらなければならいタスクとも言えます。
例えば、仕事を進めていく上で上司や取引先を説得するには、根拠ある数字を示す必要があります。
「この商品は売れますよ!」「この商品を販売すれば、業界で確固たる地位を築けます」と言われても、信用できません。
前に初めて会った営業マンが商談後、手書きの手紙を送ってきました。
「先日はお会いできてありがとうございます」といった内容の謝礼でした。
気持ちはうれしいのですがお互いビジネスをしているのだから、
「自社の製品を使えば業績がこれこれ変わる」
「根拠はこの数字から出てきます」
といったプレゼンが欲しかったのを思いだしました。
人間的には素晴らしい営業マンではありますが、肝心の部分が足りていないように感じられました。
孫正義氏の「数字で語れない者はされ」
という言葉は感情や夢物語でビジネスをしてはいけないといった、戒めの言葉でもあります。
引用元
書籍名 孫正義のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCAサイクル
作者 三木雄信